革のお手入れというと難しそうですが、ふだん使うものなら月に一度、5分で足ります。しかも、やることは3つしかありません。

1. ほこりを落とす

ブラシでほこりを落としている手元

やわらかい布か、馬毛のブラシで全体をなでます。縫い目のきわ、持ち手の付け根、内側の隅にほこりが溜まります。ここを先に落とさずにクリームを塗ると、ほこりごと塗り込むことになります。

2. クリームを、薄く

布に取ったクリームの量

革用のクリームを、布に米粒ほど取ります。少なすぎるかと思うくらいで十分です。円を描かず、面をなでるように広げます。

⚠️ 直接革に落とさないでください。その一点だけ濃く入って、跡になります。

3. よく拭き取る

乾いた布で拭き取っているところ

塗ったら、別の乾いた布で余分を拭き取ります。ここを省くとべたつき、かえってほこりが付きます。拭き取ったあと、軽く乾拭きすると自然な艶が出ます。

やり過ぎないこと

いちばん多い失敗は、良かれと思って何度も塗ることです。革が油を吸いきれず、表面がふやけたり、色が濃くなりすぎたりします。乾いてきたと感じたときだけで構いません。ふだん使いなら月に一度、しまってあるものなら季節の変わり目に一度で十分です。

しまうときのこと

  • 中に丸めた紙を詰めて、形を保つ。新聞紙は直接入れずに、白い紙で包んでから
  • 不織布の袋に入れて、風の通る場所へ。ビニール袋はカビのもとになります
  • 他の革ものやプラスチックと密着させない(色が移ることがあります)
  • ときどき出して、陰干しと乾拭きを

金具は、汗や湿気で変色することがあります。使ったあとに乾いた布でひと拭きしておくと、長くきれいなままです。